急速に失われるものづくりの力
もうひとつの問題は、このようなグローバル化の進展や規制緩和政策の結果、日本の中で培われたものづくりの力や担い手が急速に減少してきていることです。も
のづくりは、農林漁業から石炭業などのエネルギー参産業、製造業、建設業を含みます。食料や木材、石油石炭の輸入促進政策の結果、日本国内におけるこれら基礎的生産手段および生活手段の自給力は、先進国中最低の水準(穀物自給率は27%、化石燃料自給率0%)にまで落ち込んでおり、食料危機およびエネルギー危機への対応力が懸念されます。
また、製造業においても大企業の製造する自動車や電気製品では大量リコールが繰り返し起こっています。建設業界においても、建築確認の規制緩和と手抜き工事の横行による欠陥住宅や施工不良住宅が増大しており、日本経済というより私たち日本人の生活が、今後とも持続可能かどうか極めて疑わしい状況に立ち至っていると言っていいでしょう。また、地震、豪雨、台風による災害が多発しており、安全で安心して住み続けられる国土が求められています。
続く・・・持続可能な地域づくり、国づくりが焦眉の課題