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月刊民商のオススメ講座を紹介
05 . September
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18 . July
『宝物』探しの技法 交流と学習(1)

 では、どのように足元の地域で、『宝物』を生み、それを育んでいる団体や経営、個人を探したらいいのでしょうか。

 由布院の場合は、震災をはじめとしたさまざまな危機に直面した旅館の若手経営者が自主的に集まった有志の会で、交流し、学びあったところから、地域の『宝物』を発見し、それをつなぎあうとりくみが開始されました。
 このように、地域づくりの必要性を自覚した人たちが交流し、お互いに情報交換し、仲間をふやしながら、学びあうことが、まず必要だといえます。
 いま、日本中の地域が経済的にも社会的にも疲弊した状態にあります。絶好調の景気のなかにあると言われている東京でも、それは大企業の本社があつまる都心部のことであり、下町や郊外では格差が広がり、貧困化がすすんでいます。そういう意味では、全国のどこでも、地域の持続的発展が危機的状況に置かれていると言えます。したがって、住民の生活と住みよい地域環境を再生するというこは、圧倒的多くの住民の共通の思いではないでしょうか。
 
 そのなかで、まず、できるところから仲間が集まり、仕事の話、地域の話を交流することが大切です。これは、民商の定期的な会議で行えることですし、他の団体との協同組織のなかでもできることです。最近、商工交流会のなかで個別の会員の仕事の紹介や展示等が盛んにおこなわれていますが、実は、このようなとりくみも、「宝物」探しのひとつの技法であるといえます。 民商の場合、会員ははじめから地域経済の担い手である中小経営者です。したがって、そこで情報交換を通して、自分たちの仲間が、どのようなこだわりをもち、いかなる工夫をし、仕事や商売をしているのかを知ることができます。また、それによって自分の経営を見直したり、さらに、お互いの仕事をつないで、異業種交流をおこなうことにも発展していったりする可能性もたくさん存在します。 
 
 さらに、地域にある他の団体との協同のとりくみも重要です。商店街組合や各種商工団体、あるいは労働組合やNPO、農民団体との交流をすることで、それぞれの地域で工夫しながら頑張っている人々とのつながりができ、よりいっそう地域の「宝物」が見えてくることになります。

次回・・『宝物』探しの技法 交流と学習(2)
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18 . July
モノの非価格競争力その4 ステージ演出のあの手この手

 民商の商工交流会などで聞いた店の演出について基本的なことを触れておきます。

①色の統一。
基本的なことですが店の演出として色を統一することが必要です。昔は厨房設備や冷暖房も色は限られ店のカラーの統一は難しかったので、それが引き継がれ基本となる色は決まっていない店が今もあります。現在はほとんどのものは色を統一できます。大事な商品は雑然とした色の中にあるよりも店の色調の統一の中で引き立ちます。あたなの好きな、もてなしの色で店を演出することが大切です、

②季節の先取り。
店を演出する上で季節感を取り入れることは基本です。なかでも話題づくりのためには季節を先取りした演出は欠かせません。

③イベント
イベントは人の気分を変える重要なとりくみです。これも季節を濃厚に反映しますが、ひな祭りデーやこいのぼりデー、七夕デーやお月見デー。大衆食堂であらば、たけのこデーや初鰹デーなどちょっとした演出をしてみたらどうでしょうか。

④仕入れ戦略。
さまざまな打って出るとりくみをしようにも在庫が多く必要な品物を仕入れるカネがないことが話題になります。こういう人にあといくら売ればできるようになりますかと聞いても、はっきりと答えられない人が多いのです。うちの店は坪当たり家賃はいくら、経費はいくらはすぐに出ます。そうすると坪当たりの売上目標は上代(売り値)でいくら、下代(仕入れ値)でいくらもすぐに出ます。この売上を確保するための坪当たり商品在庫はいくら必要かも、回転率でいつも頭に入っていなければなりません。そして、ここは仕入れたほうがいい、仕入れをおさえるほうがいい判断し、イベントについても計画していくのです。店を演出するためには緻密な計算が必要です。こうした計算によっていつまでみ飽きない店にしていくのが商いなのではないでしょうか。

次回・・・モノの非価格競争力 その5 食堂での演出
25 . July
モノの非価格競争力その5 食堂での演出

 さまざまなおかずをそろえた大衆食堂という形がはやってきています。街にチェーン店を多く見るようになりました。これは単品中心のファーストフード店では栄養のバランスが取れないことからの当然の傾向です。こういうなかで食堂チェーン店でも定番のおかずで飽きが出るのは当然です。この点、なりわいの食堂では毎日おかずに変化をもたらすことができ、それだけ経営はたいへんですが根強いファンをつかめます。

 このなかでさらに変化をつくりチェーン店に負けない方法として「限定」を考えて見ましょう。例えば食堂などでいま歓迎されているのは15食限定メニューです。これはなりわい経営にとって大変便利な演出になります。限定という打ち出しは昔は「けちくさい」「小さな店はこれだからイヤだ」と思われがちだったのですが、今は限定にそう思う人はいないのではないでしょうか。逆に限定だから特別扱いしてもらっていると歓迎されるようになっています。毎日来る客にいつもと違うものを出して喜んでもらう仕掛けであり、店のほうは材料の仕入れと仕込みの準備での不確かさがなくなります。例えば昼の定食がメインの食堂ではタイカレーやネパールカレーを限定メニューで出してはどうでしょうか。タイカレーやネパールカレーはおいしいという評判はよく聞きますが、わざわざカレーのために専門店に行くのも気が引けます。だからと言って家でつくるのもたいそうで、話だけで食べたことがない人が多いのではないでしょうか。「限定」は店にとってもメニューを広げる絶好の機会です。小回りのきく、なりわい経営がもっとも得意としていい戦術です。

今月のワンポイント  「においの怖さ」

 掃除の大切さは先月触れました。今回はにおいです。
 掃除は見た目だから片付けたらしたことになります。ところがにおいだけはすぐに消えない。例えば夜遅くなりテーブルや厨房の片付けを朝におこなった場合、においが残ることがあります。においというものは、その中にいる人は気づきませんが、外から来た人にはすぐに分かります。家で飼っているペットも同じです。注意、注意。

次回・・・モノの非価格競争力その6 他にないモノを売る米屋


25 . July
「宝物」探しの技法 交流と学習

 では、どのように足元の地域で、「宝物」を生み、それを育んでいる団体や経営、個人を探したらいいのでしょうか。

 由布院の場合は、震災をはじめとしたさまざまな危機に直面した旅館の若手経営者が、自主的に集まった融資の会で交流し学びあったところから、地域の「宝物」を発見し、それをつなぎあうとりくみみが開始されました。
 
 このように、地域づくりの必要性を自覚した人たちが交流し、仲間を増やしながら学びあうことが、まず必要だと言えます。
 
 いま、日本中の地域が経済的にも社会的にも疲弊した状態にあります。絶好調の景気のなかにあると言われている東京でも、それは大企業の本社が集まる都心部のことであり、下町や郊外では格差が広がり、貧困化がすすんでいます。そういう意味では、全国のどこでも、地域の持続的発展が危機的状況におかれていると言えます。したがって、住民の住みよい地域環境を再生するということは、圧倒的多くの住民の共通の思いではないでしょうか。

 そのなかでまず、できるところから仲間が集まり、仕事の話、地域の話を交流することが大切です。これは、民商の定期的な会議でおこなえることですし、他の団体との協同組織の中でも出来ることです。最近、商工交流会のなかで個別の会員の仕事の紹介や展示等が盛んにおこなわれていますが、実は、このような取り組みも、「宝物」探しのひとつの技法であると言えます。民商の場合、会員ははじめから地域社会の担い手である中小経営者です。したがって、そこでの情報交換を通して、自分たちの仲間が、どのようなこだわりをもち、いかなる工夫をし、仕事や商売をしているのかを知ることができます。また、それによって、自分の経営を見直したり、さらに、お互いの仕事をつないで、異業種交流を行うことにも発展していったりする可能性もたくさん存在します。

 さらに、地域にある他の団体との協同のとりくも重要です。商店街組合や各種商工団体、あるいは労働組合やNPO、農民団体との交流をすることで、それぞれの地域で工夫をしながら頑張っている人々とのつながりができ、よりいっそう地域の「宝物」が見えてくることになります。

 次回・・・宮津・与謝地域のまちづくり
05 . August

 宮津・与謝地域のまちづくり

 先日、天橋立のある京都府北部の宮津・与謝地域でまちづくりにとりくんでいる民商や労働組合などの皆さんが協同で開催した「まちづくりシンポジウム」に参加してきました。そこには、民商の皆さんだけでなく、産直で特別栽培米や京野菜の生産をしている若い新規就農業者も多く、受け入れている農業法人の経営者や、地元の海産物を生かして高齢者が中心となって特産物をつくり販売しているNPO代表、高齢者の輸送サービスや福祉事業を手がけているNPO代表など、地域づくりの担い手がたくさん集まり、元気な活動報告をされていました。また、討論のなかで、山と川と海がつながって、天橋立をはじめとするこの地域ができあがっているのであり、個別の分野だけではなく、それぞれが横につながって、森林や海の保全も含めて地域をつくっていく必要があるのではないかという発言も出て、地域の認識が一気に深まった、中身の濃い集会になりました。

 地元も人たちからは「少しは聞いていたけど、初めて実際の話を聞いて感動した」という感想が返ってきていましたが、地域づくりは、単にお金もうけのためにおこなうのではなく、地域全体の未来を考え、「宝物」を生みだす創造的な、魅力あふれる人々のつながりを構築するとりくみであり、だからこそ人間としての共鳴や感動を呼び起こすわけです。せっかくのシンポジウムを1回きりに終わらせず、その成果を記録としてまとめて地域に普及し、「宝物」の担い手同士の横のつながりをいかに日常的につくっていくかが、次の課題となります。

次回・・・地方自治体による「宝物」探しの支援

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